「棺に国旗をかけてほしい」
 先日防衛省陸幕長からの感謝状を贈られた知人のお祝いの席でお客様からお祝いの国旗が送られました。そしてその場で、知人が発した言葉が上記です。
 棺に国旗をかけるというのは、ローズマリーに言わせれば、国家に殉ずるということです。多くの国で国家に殉じた人の葬儀で国旗が棺にかけられます。それは遺族についても誇りであり、殉じた本人に対する最大の敬意であります。

 ローズマリーがいつも見ているアメリカの軍を取り扱うドラマでは、軍人が死んでしまう場面は日常です。そして、正装をした係りの軍人が遺族を訪れ死亡告知をし、葬儀には儀仗兵や仲間が参列して、故人をおくります。棺は最初国旗に包まれています。棺が土の中に下される前に国旗はたたまれて遺族に手渡されます。弔砲が撃たれて葬儀は終わります。
 また外国で殉じた兵士の棺は、ちゃんと国旗に包まれて多くは軍の輸送機で帰還します。その際にはちゃんと軍の儀仗兵や将官が家族とともに迎えます。もちろん軍だけでなく、警察や消防、国家に尽くした政治家なども同じ扱いです。
 軍に入隊するということは国家に殉ずる覚悟をするということです。
 
 先の知人はその意味をちゃんとお分かりで、そのつもりで言っておられたと思いました。ご自身も自衛隊に身を置いた経験があり、現在ご家族に自衛隊隊員が何人もいらっしゃる中でのその発言は大変重かったと思います。
 もちろん現役の自衛隊員がそういうことを言うのは、日本ではまだまだはばかられるような社会ですが、世界では当たり前のことです。すでに知人は現役でなく応援団としてかかわっておられるからこそ言える言葉だったと思います。
 そして、お祝いの宴席の中で使ってほしいとリクエスト音楽もアメージング・グレースでした。
 アメリカでよく慰霊や故人を思うとき、懐かしい故郷を思うときにかけられる曲です。
 Youtubeで検索するとよくバグパイプでの演奏があります。とても素晴らしいと思います。
 ぜひお聞きください。
 こちら
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 自衛隊の方々が戦闘でなくても殉死なさることはこれまでもたくさんあっています。このブログでも以前取り上げたことがあります。
 その方たちに、ちゃんと国家として葬儀を執り行ってきたのだろうか、ちゃんとそういう規律はあるのだろうかととても不安です。国家に殉じた人には本人や遺族に相応の誇りと待遇が与えられ、国家として見送る決まりをきちんと明文化してほしいと思います。
 人間は必ず死にます。その時の用意はきちんとすべきです。
 原発は事故を起こさないということはすでに誰も信じないと思います。自衛隊員があってはならないとはいえ、国外国内でどんなことで命を落とすかわかりません。原発が事故を起こすという事実と一緒です。
 事故であっても戦闘であっても、任務中の死についてもっと論議されるべきではないかと思います。
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プロフィール

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Author:FC2USER75rosemary
島根県松江市で薪ストーブで心と体を温めて、手作り普段着着物で糖質制限・湿潤治療をする、普段はパートのおばさん、時々予備自衛官ローズマリーの日記。
2014年陸上自衛隊予備自衛官補技能の試験に合格、2015年採用、予備自衛官補技能教育訓練修了後、予備自衛官に任命されました。

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