個別記事の管理2016-09-10 (Sat)
 ローズマリーは島根県松江市にずっと住んでいて、子供の頃から松江城は良く遊びに行く場所でした。松江城の堀に囲まれた中にはいくつかの神社があります。その中でお参りしたことのない神社が一つありました。護国神社でした。恥ずかしいことにまったくお参りしたことがなかったのです。
 過去、親戚の送迎に車で出かけて、鳥居の前で親戚をおろしてまた迎えに行くといった感じで敷地内に入ったことはありませんでした。
 自衛隊父兄会の会合で、護国神社の禰宜様にお会いしました。そしてお話を伺いに、初めて護国神社にお参りしました。
 護国神社は先の大戦中、松江地方周辺の方々の戦没者をお祭りしようと当地域の方々の募金活動によってつくられた神社だそうです。つまり地域の方々の思いの末にできた神社なのです。
 お祀りされている方々の多くは若い青年で、結婚する前の命を散らしておられます。現在戦後70年過ぎ、血縁で遺族といわれても、亡くなった方のことを実際知っておられる方はとても少なくなりました。それとともにお参りの方も減っていくという状況が全国の護国神社で起こっているそうです。
 
 実はいつも護国神社に送っていく親戚の年寄も、遺族(もちろんローズマリーも遺族となりますね)として実際に亡くなった方を知っている最後です。「自分が死んだあとはお参りしなくてもいい」とはっきりローズマリーに言いました。
 
 ローズマリーは、当時のお若い方々がどんな思いでいらしたにせよ、今の日本があるのはあの方たちのおかげだと思っています。ご自身の直接の子孫は残さず亡くなられた人々の霊をお慰めお祀りしていくのは、たとえ直接の血縁関係はなくとも、今の日本を背負っていくものの勤めではないかと思います。
 遺族の方々の中には、亡くなられた方の遺品の散逸を恐れて護国神社に寄付奉納なさる方もあるそうです。またそういう貴重な遺品を護国神社では飾っていらっしゃり、私たちが見せていただくこともできます。が、本来なら、自分の家の直接の先祖が残したものです。是非遺族がその遺品を伝手に、亡くなられた方の思いを語りついでいってほしいものだなと思いました。
 
 また護国神社のことも、周囲の人に話しても言葉の意味、神社の場所さえ知らない人ばかりだったことに驚きました。こういうことは宗教の自由とは切り離し、学校や地域、親子の話としてきちんと語り継いでいくことが必要だと強く思いました。

 今年は初めて例大祭にお伺いしてこようと思います。どうか皆さんも地域の護国神社にお参りくださいませ。
 
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