松江城大茶会2016その3
2016年10月05日 (水) | 編集 |
 二番目の席として選んだのは裏千家です。場所は松江歴史館でした。
 裏千家で松江歴史館は二回目です。が、前回感心しない様子だったことを覚えていて、今回はどうかなと思ってまいりました。
 裏千家のような大きな組織は、毎回の大茶会でも傘下の先生方にそれぞれ割り振られるようです。その年どの先生のお教室が受けておられるかでずいぶん室礼やおもてなしが異なるように見受けられます。
 ではっきり申せば、今回もがっかりいたしました。こうやって何度もがっかりすることが続くのはどういうことか、友達と次からは裏千家は行かなくてよいという結論になりました。

 お茶席は、会議室のテーブルと椅子の待合でお菓子が出され、その後別席の畳で薄茶が出されました。
 待合では亭主は不在、お菓子が運ばれて客だけでいただきました。お菓子は三栄堂で、こちらから聞いて初めて名前をお運びの方が口になさいました。
 一度にお茶をいただく人数が多い割に、席入りに誘導が少ない(というか、ない。その上通る場所にどんと立つ亭主側の人がおられて通れず客は右往左往しました)ので時間がかかりました。足の悪い人が多く畳が難しいためでもあるようでした。椅子席は少なかったです。
 そして、客席からはお点前が見にくく、亭主の声は小さく挨拶も聞こえず、お運びの人数が少なく最後の客にお茶が行き渡るまでにずいぶん時間がかかり、ほぼお点前も終わりに近づいて終了になりかけたころ、椅子席からは「まだいただいておりませんが、」との怒気を含んだ声が聞こえました。
 亭主が場を把握できず、その場での会話をきちんと全員に聞こえる大きさで話さないこと、椅子席などただでさえ不自由な方の席を亭主からまったく見えない席にしてしまったことなど、ちょっと考えただけでも不手際ではと思われることが多々見受けられました。
 ローズマリーは、不自由な方の席は動きやすくまた茶席としてよい席に優先的な場所にすべきではないだろうかと思います。もしくは時間配分を考え、早めにお茶をお出しして待ち時間を減らすなどの工夫が必要と思います。
 
 一番ひどいと思ったのは、風炉が電熱器だったことです。ローズマリーは家庭で囲炉裏や薪ストーブの直火を扱い、その香りや炭の扱いなどを楽しみにしているので、とてもがっかりでした。
 そしてお茶会では火の扱いが一番興味深いことなのです。炭手前などもある茶道に大変興味を持っています。
 松江歴史館は直火が禁止なのでしょうか?それではこのようなお茶席を設けるべきではないと思います。その上電熱器のコードが客から丸見えで、きちんと隠すなどの配慮もなく、「ぐちゃぐちゃのぐるぐるのまま出しっぱなし」であったのです。お点前さえ見えない末席のローズマリーからもそのコードのぐちゃぐちゃは見えていたのでした。もうちょっと風情ある配置の仕方があったと思います。
 コンセントにつなげばいいというやっつけ仕事に見えました。
 
 ローズマリーから見た今回の裏千家のおもてなしの主眼は「大人数をさばくこと」だったように思われます。とても不愉快でした。数だけに勘定され人間扱いされていないように思われました。

 ローズマリーの大茶会への期待は、幅広い年齢の知らない人でも楽しめる気軽な茶会、そして、それぞれの流派の特徴の良さがはっきり客に伝わることです。
 今回の裏千家のお茶席ではそれを感じることができませんでした。
  
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