フラのこと

 ローズマリーがフラを習っている九州ハワイアン協会が昨年末まで師事していたハワイのクムフラ、カプ先生と九州ハワイアン協会は裁判をすることになりました。
 ローズマリーが住まいする松江市の地方紙には掲載されませんでしたが、たまたまフラ友達が関西にいた時に新聞を見て掲載された記事を送ってくれました。

『大阪地裁に提訴された振り付け指導の差し止めについて、九州ハワイアン協会は口頭弁論で「振り付けは共通の基本動作。著作物ではない」と訴えを退けるように求めた』

 ローズマリーは読んで、クムフラ カプ先生の深い心を感じました。
 ハワイではフラの振り付けはクムフラのものです。そのハラウを離れれば踊ることはできません。衣装もクムフラが歌に合わせて演出し決めるもので、個人のものではありません。ハラウのもの、主宰するクムフラのものです。
 そしてフラはハワイのもの。ハワイの伝統芸術です。ハワイの常識にのっとって習得し敬意を表するのが当たり前と思います。
 カプ先生が、ハワイでなく大阪地裁で提訴なさったのは、私たち日本人へのお気持ちの表れだと思います。アメリカで提訴すればカプ先生が勝てると思います。それを面倒にも交通費滞在費、日本語通訳も必要になるわざわざ大阪に出向いて日本での提訴をなさったことを日本人の私たちは感謝しなければならないと思います。

 九州ハワイアン協会は下々の協会員である私たちに、クムフラとの問題は一切教えてきませんでした。問題もなかったことのように沈黙のままです。
 カプ先生はその事実を私たちに教えてくださっているのだと思います。そしてフラの根源とは何かを教えてくださろうとしているのだと思います。
 
 去年、九州ハワイアン協会とカプ先生のの間が壊れたのも、無理からぬことであろうと思います。

 フラの根底にある自然崇拝や神様への畏敬、などハワイの文化に根差した伝統について理解できず、振り付けを基本動作などということは、同じように自然崇拝をし万の神々を崇めてきた日本人としてとても恥ずかしいことだと考えます。

 今後裁判の結果がどうなろうと九州ハワイアン協会に、ハワイの正当なフラを教えておられるクムフラは誰一人協力などしていただけないだろうとローズマリーは思います。

 ローズマリーには以前から書いている柔道が国際スポーツ化を掲げるあまり、カラー道着を導入したり、勝負にばかりこだわるようになったことと似ているように思われます。道と名前につく日本のいろいろな伝統は、哲学や生き方が重要視されます。勝負にこだわるとしたらそれは己自身の中にあります。
 
 いろいろな民族部族が持つ伝統的な文化を、国際化をすすめることでその本質を失ってはならないと思います。

 フラをただの踊りというのなら、フラの名称を使うべきではないと思います。ハワイアンムードの曲を使った健康舞踊とでもすればよいでしょう。
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プロフィール

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Author:FC2USER75rosemary
島根県松江市で薪ストーブで心と体を温めて、手作り普段着着物で糖質制限・湿潤治療をする、普段はパートのおばさん、時々予備自衛官ローズマリーの日記。
2014年陸上自衛隊予備自衛官補技能の試験に合格、2015年採用、予備自衛官補技能教育訓練修了後、予備自衛官に任命されました。

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