呉江田島部隊研修に行きました201603その5幹部候補生学校に思う

 部隊研修二日目は幹部候補生学校の卒業式を見学しました。
 卒業生のうち二名は留学生でチリと、東ティモールのどちらも海軍少尉でいらっしゃいました。防衛大学から引き続いての学業を終えられたそうです。外国の上日本語という特殊な言語での学校生活に励まれたこと、大変素晴らしいことです。この方たちが今後日本との友好関係を守るうえでとても大切な人となると思います。母国に帰国されてからのご活躍を祈りたいと思います。
 また防衛大卒と、一般大学卒との割合もほぼ半々でした。今後防衛大卒業生との昇進との差はハッキリとついてくるでしょう。いろいろな場面で言われていることで仕方ないと思われます。
 しかし一般大学卒業生の幹部は防衛大卒の幹部と違う一般大学から民間、公務員など様々な職種で働く友人知人がたくさんいるという大きな強みがあると思います。感性豊かな若い四年間を様々な人たちの中で生活して広がりのある見識をもてたことは今後の人生に有効だということ、自衛隊の中から一般国民の価値観を知るということからもとても重要な人たちです。そのことを自覚して、ぜひ仕事に生かしていただきたいと思います。
 多くの幹部が家族の方々と和やかにお話しでした。しかしもしかしたら、家族が来ておられない方もあったかもしれません。ご家族に反対されたまま意志を貫いておられる方もあるかもしれません。寂しくお思いかもしれません。
 しかし、あなた方の後ろにはあなた方を信頼して後押ししようという国民も多くいます。あなた個人を親しく思ったりする出会いはないかもしれません。でも、海の防人を志、その中でも幹部として生涯をささげようとするあなたを心強く頼もしく思っている国民がいます。卒業式で、帽振れに応えて手を振っていた人の中にはローズマリーのように父兄でも家族でもないものもたくさんいたはずです。ちゃんとあなた方を支持している国民がいることを決して忘れないでほしいと思います。
 そういう面で、決してあなたはひとりではありません。どうか自分の実力を信じがんばっていただきたいと思います。そしてご家族はたとえあなたの職業選択を否定しても、あなた自身を否定しているのではありません。あなた個人を愛しているのはそのご家族です。そのことを胸に刻んでください。
 そして、まだまだ少数である女性の方々。自衛隊のうち海上と陸上では、公募の段階でまだ女性枠というものがあります。
 しかし今年度募集から航空自衛隊では隊員公募に関して女性枠を完全撤廃、上位から男女にかかわらず採用を決めています。いつかは自衛隊すべてでそうなることが理想です。
「女性だから」「女性登用が叫ばれているから実力もないのに昇進した」などといわれる理不尽さからいつかは解放されるときが来るはずです。是非それまでに先駆者として道を切り開いてほしいと思います。
 海上自衛隊幹部候補生学校の今年度卒業生の飛行幹部の主席は女性でした。ローズマリーは席に着いた幹部の姿を拝見した時ハッとし、優秀者として表彰されるとき、それをどんなに頼もしくうれしく思ったか、ここで書き尽くすことはできません。
 あなたが評価されたのは、もちろんあなた個人の努力によるものです。しかしその表彰を喜ぶのはあなただけではありません。その後ろで多くの女性たちが拍手喝さいを送っています。
 男性優位といわれる日本の社会では、自衛隊に限らずすべての場面でやはり難しい局面があります。しかしこれまでもその先駆者といわれる人たちがいらしたのです。そして男性優位がおかしいと感じる男性、公平を重んじる男性もたくさんおられます。女性の中にも別に低く見られてもいいではないかという方もいらっしゃいます。
 本質は性別でなく個人の資質にあるとローズマリーは思います。個人の資質適性に応じた評価が社会全体でなされることを希望します。

 国民の期待に応えて、国防に身をささげようとする防人たちの旅立ちに臨席することのできた光栄に感謝いたします。どうかご無事で!!

その6に続く
 
 
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プロフィール

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Author:FC2USER75rosemary
島根県松江市で薪ストーブで心と体を温めて、手作り普段着着物で糖質制限・湿潤治療をする、普段はパートのおばさん、時々予備自衛官ローズマリーの日記。
2014年陸上自衛隊予備自衛官補技能の試験に合格、2015年採用、予備自衛官補技能教育訓練修了後、予備自衛官に任命されました。

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